【支援者向け】 対人援助にかかわる人を対象とした講座です

 オンライン講座は終了後10日間の録画視聴ができます。

 ただし、①「心の声に寄り添う~伴走者としての聴く技術~」は当日の参加者のみが録画視聴できます



心の声に寄り添う~伴走者としての聴く技術~

~ホスピス医に学ぶ~

講師: 小澤 竹俊 先生 

めぐみ在宅クリニック院長 在宅ホスピス医

 苦しみを理解することは、決して簡単なことではありません。『理解者になる』ためには、自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の声に静かに耳を傾けることが大切です。 本講座では、「人の苦しみとは何か」「寄り添うとはどういうことか」を学びます。
昨年の受講者からは、
「言葉では知っていても、どう伝えればよいのかを実感できた」
「支援する側としての自分の内面にも気づくことができた」
といった声が寄せられました。
“他者の苦しみに寄り添いながら、自分自身の内面にも気づく”
この大切な姿勢を、私たちはどのように実践し、どのように伝えていけばよいのでしょうか?
 ワークを通して、寄り添う力を深め、支援する側としての感性を磨いていきます。対人援助に携わる方はもちろん、これからその道を目指す方にも、ぜひ学んでいただきたい内容です。

★ワークを含む講座のため、当日ご参加いただける方のみを対象としています。録画視聴はワークや著作権にかかわる部分を省いた内容になります。

                              

 

発達障害・愛着障害~養育者の心を支える~

講師: 田中 哲 先生  子どもと家族のクリニックやまねこ院長 

元東京都立小児総合医療センター副院長 児童精神科医

 どんな親でも、子育てをする中で焦りを感じたり、苛立ちが止まらなかったり、つい叱責しては後悔したりすることはあるものです。特に育てにくい子どもを持つと、思い通りに育たないことに自信を無くし、必要以上に自分を責め、人に頼れずに周囲から孤立する傾向があります。子どもの「心の育ち」のためには、子どもの支援と同時に養育者の心を支えることが大切です。

 本講座では、発達障害や愛着障害の専門家であり、被虐待児支援にも携わる田中哲先生から、子どもの心の理解と養育者の支援についてお話しいただきます。田中先生は、子どもだけでなく養育者にも温かいまなざしを向け、支援に取り組んでおられます。




オープンダイアローグ 

講師: 森川 すいめい 先生 精神科医・鍼灸師

「オープンダイアローグ」は「開かれた対話」という意味で、フィンランドのケロプダス病院で始まった取り組みです。そこでは、この「開かれた対話」を行うことで、精神的な困難を抱えた人の8割が回復していると言われています。

困難を抱えた本人、家族、専門職、支援者などが集まり、輪になってただ「対話」をする――治療や問題解決を目的とせず、対話そのものを大切にするこの方法が、なぜ回復につながるのか。オープンダイアローグのトレーナー資格を持つ森川すいめい先生にお話しいただきます。

この講座は、講義を聞くのではなく、参加者との「対話」を通して進んでいきます。チャットでの質問や先生とのやり取り、ちょっとした体験的なワークも行いながら、一緒に「対話とは何か」に触れていく時間になります。 なお、本講座には配布資料(レジュメ)はありません。オープンダイアローグの考え方や背景についてより深めたい方には、森川すいめい先生の著書『感じるオープンダイアローグ』(講談社現代新書)などの参考図書を事前に読んでおかれることをおすすめします。

 

  


カルト問題、その理解とかかわりに向けて ~基本編・実際編~

講師: 平野 学 先生

平野カウンセリングオフィス代表 公認心理士・臨床心理士

 カルト問題に関しては、オウム真理教事件をはじめ、昔から様々に話題になってきました。そして2022年7月の元首相銃撃事件を契機に、宗教2世のことや政治問題にも直結して、再び広く関心を持たれるようになってきています。ただ団体が持つ様々な問題やメディアでの取り扱い等の難しさも有り、福祉や教育、医療等の対人援助に携わる者にとって、何かと苦手意識を持たれがちな領域とも言えましょう。
 今回はこの領域に関する基本的なお話(基本編)のあと、いくつかの事例も土台に、支援を求める方々と出会った際、どのようにかかわると良いのか(実際編)等、ご一緒に考えてみたいと思います。           

 平野 学

          

基礎から学ぶグリーフケア~GRACEを生かした支援の実践~

講師: 栗原 幸江 先生  

上智大学グリーフケア研究所特任教授 心理療法士 公認心理師

 人生の道のりにおいて、人は様々な喪失を体験し、そこにはさまざまな悲嘆反応(グリーフ)があります。喪失体験によって、「これまでのわたし」と「これから」の間に大きな分断が生じてしまった人が、自分の「物語り」を丁寧に紡ぎ直し、その分断に橋を架ける過程が「グリーフワーク」となり、そのグリーフワークの支援となることが「グリーフケア」です。

 「グリーフケア」は死別悲嘆に限るものではありませんが、死別悲嘆の研究から得られた知見は、さまざまな喪失悲嘆に相対する私たちに、有用な「地図」を与えてくれます。グリーフケアの概要と基本的な姿勢について、そしてグリーフケアに関わる者のケアについて、取り上げられたらと思います。 

栗原 幸江

 

 

  

   

発達障害の人が見ている世界

講師: 柏 淳 先生

ハートクリニック横浜院長 精神科医

 

 

統合失調症の人が見ている世界

講師: 柏 淳 先生

ハートクリニック横浜院長 精神科医

 

オンラインカウンセリング~体験を通して心理面接を学ぶ~

講師: 岩倉 拓 先生あざみ野心理オフィス主宰  臨床心理士

 

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ケーススーパービジョンを通して学ぶカウンセリングの技法

講師:福島 哲夫 先生 大妻女子大学教授 成城カウンセリングオフィス所長 臨床心理士